グラント獲得とか

 R さんが NSF(米国科学財団)に申請していた研究費が採用されたそうで、今日はそのお祝い?の飲み会がキャンパス内でありました。およそ3年で500,000ドルということなので、日本の科研費でいえば基盤Aの最高額に相当するのかな。しかし「分類・系統」という分野ということをみればなかなか良い研究費かもしれません。この3月にスミソニアンに移ったKさんがちょうど訪れていて、この研究費によってできる任期付の研究職を使って再びハワイで研究することが決まりそうです。ただのポスドクとの違いは、PI(主査)として別途研究費に申請できることです。


NSF は日本でいう科研費みたいなものですが、年に二回申請機会があるそうです(ただ、結果発表も二回あるので、タイミングによって毎回出せないらしい)。


ともかくも、研究費がないとポスドクも雇えないし、学生もとりにくいという状況があるので、論文が受理されるよりもうれしそうです。


私も来年には研究費も滞在費もなくなるので、帰国と同時に何かしら研究費を申請する必要があります。昨今の研究費の状況を考えると厳しそうです。もっとも、ポスドクを雇うとか大学院生の指導とか、いずれも関係ない身分ですし、とくに研究に高価なものが必要なわけでもありません。わずかなお金でもなんとかやっていける生活(研究)スタイルであるのが救いです。


 ところで、再びアマゾンで和書を8冊ほど注文しましたが、今回は注文から3日以内に届きました。はやい。夜に日本を発って朝にハワイに着く飛行機が多いので、そのタイミングでうまく注文すれば最短2日と言うことでしょう。とりあえず新たに購入した「種の起源(下)」をちびちびと読むのを楽しみたいです。