先日山に行ったら、フトモモ科のストロベリーグアバ(Psidium cattleianum)の果実が赤く熟していました。手に取って食べてみたら、甘酸っぱくて美味しい。果実を集めてジャムをつくっている人もいるとか。
ハワイでは、ブラジルから持ち込まれたものが帰化したと言われており、甘い果実を食べる外来鳥類やブタなどが種子を散布しているのかもしれません。
ハワイで在来生態系に深刻な影響を及ぼす植物はいくつかいますが、ストロベリーグアバもそのうちの1種です。
ハワイ島の雨林において3次元構造を解析した研究によると、マメ科の外来種で樹高30mをこえる Falcataria moluccana が侵入し、その樹冠下では、明るい光環境と固定された窒素源をもとに、ストロベリーグアバが高さ10m程度の樹冠を形成しつつ侵入しているようです。