金曜日はセミナー

 最近、朝と夜の気温が低めで、半袖では肌寒い感じです。といっても、自宅の気温を測定したら23℃もあってびっくりです。この低温?が原因か、研究室の建物の冷房も止まっているのですが、窓も開けられないうちの研究室の室温はどんどん上がって30℃に。研究室のみんなは暑い暑いと文句を言っています。


 さて、金曜日は午前と午後に一度ずつセミナーのある日です。午前中は、生態、進化、保全というテーマで、学部横断的なプログラム主催のセミナーです。午後は、植物学部と動物学部の合同のセミナーです。今日は、午前は、ハワイ諸島センダングサ属の固有種の起源や諸島内での適応放散についての話、午後は、ハワイ諸島の送粉生態系(固有種、外来種、ネットワークなど)に関する話で、とても興味深く聞くことができました。論文として読める日が待ち遠しい感じです。


 地域固有の生物相や生態系についての研究というのは、ハワイ大学のような地方大学が有利に進めていけるテーマだと思います。もちろん、本土の大学に所属しながら、ハワイ大学を拠点にして研究を行っている人も多いようで、これも地方大学の重要な役割の一つかもしれません。


 日常英会話は話題も広し、(私の)語彙も乏しいしで、どうにもならないことが多いですが(悲)、今回のセミナーは興味ある分野だったし、かつ字幕(プレゼンのスライド)もついているので、聞いていてとても楽しめました(いきなり話題もふられないし)。


 いろいろと示唆に富むデータもあって、現在まとめている論文のヒントにもなったので、とても有意義な一日でした。

 
 久しぶりに大学に籍をおいて、学問的な刺激に触れるのはとても良いと感じています。