とある論文の出版に伴なうコストの請求書が出版社から届きました。開くと、1,549米ドル。日本円にしておよそ14万円!今流行りのiPadにして2台分。
内訳は、ページ超過チャージ879米ドル、カラーページチャージ439米ドル。別刷りは配布していないばかりかオープンアクセスにかかるコストでもなく、単なる出版費用としてかかったことになります。
この2年ほどは、別刷りも頼まず、ページチャージなど出版費がかからない雑誌に投稿することでなるべく無料で済ませるようにしてきました。ただ今回の雑誌はページ制限があって、その範囲内にできるだけまとめるようにしていたものの、査読者の意見に従っているうちにどんどん長くなってしまったのが実情です。もっと要領よく、電子付録に押しこめば良かったと少し後悔。なお、カラーについては、図を色分けする意味があったのでそのコストは見込んでいました*1。
日本にいる時は研究費にはそれほど困っていなかったので、10万円をこえる出版コストにも、まあ仕方ないかと思っていました。*2
今も研究費をいただいているのですが、海外での滞在費との込みなので、研究費を使えば使うほど生活費が減っていくような気がして、特に気持ちがよくありません。とはいっても、ハワイは物価も家賃も高くて(今の家賃は月1225米ドル!)、生活費を余分に使うのも気持ちが良いわけでもありません。
もともと貧乏性なのか、公私とも大きなお金を使うことに抵抗があるわけです*3。