学生の発表練習

 今日は午後から研究室の学部生(undergraduate student)による研究発表の練習がありました。二人の学部生がパワーポイントで作った発表を10分ほどやって、それぞれに先生と大学院生がコメントして修正していく作業でした。こういうのは、ほとんど日本の大学の研究室と同じ感じです。


 先生は、一枚一枚のスライドごとに改定案を提示したり、こういうふうな説明を口頭でした方が良いなど、すごく丁寧な感じがしました。もちろん気弱な学生が落胆しないように励ましたり誉めたり気を使っていました。一人当たり1時間弱はかけていました。


 テーマも学部生向けにシンプルなものだったし(もちろん研究室の予算のついたプロジェクトにそったテーマ)、何より学生も毎日研究室に来てはコツコツデータをとっていて真面目だし、先生の言われたことには素直に従うし、これぞ教育現場という感じです。


 自身の学生時代はこんなに素直じゃなかったし、もう少しドロドロした感じの世界だった気がします。ただし、それは英語がわからないだけで、内情はもう少し複雑なのかもしれません。愚痴や皮肉に込められた意味を理解するのは母国語じゃないと難しいですから。深読みできるほどの語学力がないのも、たまには良いものかもしれません。