失敗談:クレジットカード

 こちらに来て毎日のように何らかの失敗をしでかしているのですが、たまにはそんな失敗の一つでも書いておこうと思います。


 普段のスーパーなどの買い物では日本で作ったクレジットカードを使っています。しかし、Amazon.comなど国をまたぐ販売は別として、米国に住む人や日本に住む人をそれぞれ対象にしたインターネット販売ではしばしば外国発行のクレジットカードが使えません。例えば、こちらの携帯電話会社のウェブサイトで、日本のクレジットカードを使おうと番号を入力しても受け付けてもらえませんでした*1。ということで、一応こちらのカードも作っておきましょうか、と作ってもらったのは年末のことでした*2。


日本だと使った額があとで銀行口座から自動的に引き落とされて、その後これだけ使いましたよという明細が届きます。ところが米国はそうではなかったのです。考えてみれば、家賃、電気代、ケーブルテレビ代などの支払いはすべて小切手を郵送していることを考えればあたりまえなのですが、習慣というのは恐ろしいものです。カード会社から届いていたのは単なる明細だと思い込んでいて、それが請求書だとは思ってもみませんでした。先日、米国発行のクレジットカードを使おうと思ったら受け付けてくれません。何故だろうとしばらく考え調べた結果、一度もお金を払っていなかったからカードが止められてしまっていたのです。


 米国ではクレジットカードの履歴というのは大事だそうで、家やアパートを借りる時とか、お金を借りる時(新たなカードを作る時)など、いろいろな場面で調べられるそうです(履歴が悪ければ断られる)。ということで見事にその履歴に傷をつけてしまったわけです。


 今更ながら、クレジットカードの怖さを知ったのでした。


米国クレジットカード事情について参考になるページ
http://www.chikawatanabe.com/blog/2005/01/post_6.html



*1 反対に日本の一部のオンラインショッピング会社などでは米国発行のクレジットカードが使えなかったりする場合もあるようです。


*2 これもSSN(Social Security Number:渡米後Rさんに申請に連れて行ってもらって数週間かけて入手)やクレジットヒストリー(米国に住んだことがないので元々私にはないので、日本の給与明細などを提示)などが必要で、RさんやBさんの助けによりなんとか申請できたわけですが。