娯楽と保全

 ハワイといえばサーフィン。先日訪れたHaleiwa Beachでは、サーフィンの大会が開かれていました。この季節、波が高く、サーフィンにはもってこい、という感じでした。と、その横の砂浜では、アオウミガメが人を全く恐れることもなく甲羅干ししている姿がたくさん見られました。

 小笠原では、まれに砂浜にあがっているウミガメを見ることはあっても、すぐに逃げてしまうので、こんな身近に観察できたのは新鮮でした。小笠原では、保全活動ももちろんやっていますが、それとともにウミガメ漁もやっている影響なのでしょうか(ただし毎年捕獲する数を制限していて、利用と保全の両方を目指しているようです)。

 ハワイでも昔は採っていたらしいですが、今はしっかりと保全しているようです。それにしても、隣接する砂浜で、サーフィン大会って、ハワイらしいといえばそうなのかもしれません。保全もする、娯楽も大事にする、なので、それなりの矛盾がたくさんある、けれども明るい、というのがハワイのとりあえずの印象です。