論文受理に至る長い道のり

 ようやく1本の論文が受理されました。データをとりはじめたのが11年前、取り終えたのが8年前、博士論文の1章としてまとめたのが6年前、最初に論文を投稿したのが4年前、そして複数誌に却下されて、ようやく受理に至ったというわけです。特に難易度が高い雑誌に投稿してきたというわけではありません。普通の専門誌に投稿していただけですが、とにかく時間がかかりました。やはり、大学院生の時、とにかくたくさんのデータがあればよいと思っていたため、冗長でツッコミどころが多い論文になってしまったというのが原因の一つかもしれません。もう一つは、却下されてもすぐに直して再投稿するというのを行っていなかったのも原因でしょう。


却下されても、査読者に厳しいことを言われても、すぐに出し続けていくのは大事なことです。時間がたてばたつほど、それにかかる情熱ももてなくなるものです。「鉄は熱いうち打て」という諺がありますが、「論文も情熱があるうちに出せ」ということかもしれません。


参考
査読という仕事
査読コメントが辛いわけ
論文の再査読